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門司雅秀氏の経歴
年代 | 経歴 |
---|---|
1946年 | 福岡県生まれ |
1970~74 | 愛知県瀬戸市「加藤舜陶」(愛知県指定無形文化財)の下で修業を積む |
77 | 故郷岡垣町に陶房を設ける |
78~84 | 福岡、長崎にて個展 |
85 | 東京・新宿ギャラリーアペア個展 |
86~93 | 千葉、柏にて個展 |
94 | 千葉、柏ぎゃらりぃ山崎個展 |
95 | 東京・恵比寿 インフィニティアートギャラリー個展 |
95 | 千葉 柏 ぎゃらりぃ山崎個展 |
96 | 厚木 プロミティ厚木 個展 |
97 | 福岡 えいりんギャラリー個展 |
97 | 厚木 プロミティ厚木 個展 |
98 | 福岡 えいりんギャラリー個展 |
2002 | 愛川町 古民家「山十邸」個展 |
愛知県無形民族文化財「加藤舜陶」師事の元4年間修行を積む
陶器の名産地である愛知県瀬戸市、その中でも有名な赤津焼の巨匠「加藤舜陶」を師事としている。
加藤舜陶
「陶芸 灰釉(かいゆう)系技法」の愛知県指定無形文化財保持者の加藤舜陶は、6月24日午後1時24分、呼吸器疾患のため愛知県瀬戸市の病院で死去した。享年88。1916(大正5)年7月13日、愛知県瀬戸市で最も古い窯業地のひとつとして知られる赤津に、製陶業を営む父・二代春逸、母・としの長男として生まれる。
出典:東京文化財研究所
故郷福岡県遠賀郡岡垣町で開窯
地名になじんで、「よしき窯」小字名の「長尾窯」などとよばれている。
作品の特徴
茶器、花器をメインに作成
派手さはなく、落ちついたデザインの中に趣きのある作風。古民家などで陶展が行われ、景観との調和を重んじている。
多数の展示会を開催しており、評判はまずまずである。
舜陶氏の遺志を受け継ぎ、ガス窯にて灰釉(かいゆう)技法を取り入れた作品が多い。
灰釉(かいゆうとは薪材の使用後に得た雑木の灰で、土石・鉄分などが混入しやすく非常に不純である。その釉薬は、酸化焼成では黄褐色になり、還元焼成では淡青緑ないし褐色を帯びた緑色になる。 藁灰類は、珪酸質草木の灰類で、稲の藁を焼いたのち粉砕・水簸したもの。藁灰は通常真っ黒で炭粉のようである。一般には、土灰と混合して乳白色の不透明光沢釉として使用される。薪材の使用後に得た雑木の灰で、土石・鉄分などが混入しやすく非常に不純である。その釉薬は、酸化焼成では黄褐色になり、還元焼成では淡青緑ないし褐色を帯びた緑色になる。 藁灰類は、珪酸質草木の灰類で、稲の藁を焼いたのち粉砕・水簸したもの。藁灰は通常真っ黒で炭粉のようである。一般には、土灰と混合して乳白色の不透明光沢釉として使用される)
出典:ウィキペディア
門司雅秀の陶印・裏印
本人の作品かどうか見極めるうえで重要になってくるのが「陶印・裏印」
門司雅秀氏の陶印はいくつか種類があり、見分けるのに知識が必要。
「門」や、ひらがなの「も」をかたどったものが多い。
作品の売買価格
残念ながら当人は永眠したため、作品に関しては現存するもののみ。
また、流通量があまり多くなく、市場等でまれに出回る程度。
入手するチャンスが少ないので、作風が気に入っている方は古物市場等に足繫く通い、ぜひ手に入れてもらいたい。
次にあげるのは当時の参考価格(現在は値が下がっているかもしれない)
大型の花器(桐箱付) ~15万
香炉・茶道具・水差し・片口・茶碗・(桐箱付)~2万
徳利・ぐい飲み・急須・湯呑(桐箱付) ~1万
岡垣町は、緑に囲まれた自然豊かな町、水がきれいなことが有名でし。
岡垣にこのような素晴らしい陶芸家がいたことは町の誇りです。
作品を手に入れた方は、山あいでひっそりと作陶している様子を思い浮かべながら、愛でていたくのはどうでしょうか?