岡垣町で「ちたる農園」を営んでいる神谷愛と申します。
ちたる農園園主「神谷 アイ」のプロフィール↓
“猫とにわとりのいる里山おうちサロン”でセラピストもやってます!
Contents
2019年岡垣町で新規就農 家族経営の小さな農家です
場所 | 福岡県遠賀郡岡垣町高倉地区 |
形態 | 2019年新規就農・家族経営・個人事業 |
品種 | 果樹(柑橘類)・にんにく・しいたけ・ときどき路地野菜 |
理念 | 無肥料・無農薬 自然と共存する農業 |
ちたる農園は福岡県北部「岡垣町」にある小さな農家。
小規模家族経営でひっそりとやってます。
専業農家さんが「ゾウ」ならうちは「ミジンコ」みたいなもんで、息を吹きかけたら飛んでいきそうなレベル。
構成員は私(園主)、夫(農夫)、子ども3人、猫3匹、にわとり10羽(変動あり)。
当然ながら主な働き手は、私と農夫の2人!!
夫婦の略歴はこちら↓↓
園主
神谷 愛 (こうや あい)
1983年生 フリーランス(セラピスト兼農家)
1・4・7歳の子育てをしながら、自然栽培での農業と自宅サロンでセラピストをしている半農半Xです。
元病院勤務の理学療法士。第一子の流産をきっかけに退職後、食や環境について勉強し始める。調べすぎて沼にハマった時期もあるが、現在では、自宅サロンでの大好きなセラピーと農業を楽しんでいる。
自然の素晴らしさ、持続可能な暮らしをお伝えできるようになるべく日々精進中。
好き:自然・植物・セラピー・季節の手仕事・猫
苦手:機械系・取扱説明書・人と関わらないこと
農夫
1983年生 会社員
本業のかたわら妻の家業をサポート。力仕事担当。
性格:めんどくさがり
【例】バーベキュー好き→準備・片づけがいや→だったらやらない
30歳のバリウム検査で、胃がピロリ菌で壊滅的な状況と知り、食生活の改善に取り組む。
数ヶ後、 10年以上悩まされていた頭痛の頻度が減っていることに気付き、食べ物の大切さに気付く。
好き:コーヒー・DIY・サーフィン・車・ホームセンター
苦手:旅行・待つこと・渋滞
農園の日常やセラピーの様子をSNSで発信してます
購入・お問い合わせはお問い合わせフォームまたはSNSからDMくださいね!
農業に適した岡垣町の環境
- 水がきれい
- 山あいの寒暖差
- 海沿いの潮風
この3つの特徴が農業にとってありがたい恵みとなるんですね。
山からの湧き水が田畑を潤し、寒暖差があることで農作物に程よい刺激を受け、対馬海流が流れ込む玄界灘からの暖かい風により成長を促す。
そう、岡垣町には「地の利」がそろってるんです!
関連記事→岡垣町で農業が盛んな理由を3つ挙げてみた
ここで農業しなくてどこでする?? ってくらい恵まれた地域!
「自然豊か」、「飲み水が美味しい」、「閑静で住心地が良い」などが高く評価されていて
そんなスタイルの町であるからか、農薬や化学肥料をできるだけ使わず、環境に配慮した農家さんが多いのも特徴。
関連記事→遠賀郡・宗像市・宮若市のオーガニック農家さんの紹介
ちたる農園の名前の由来
なぜちたる??
ちたる川のほとりの農園→「ちたる農園」
という地名にちなんでネーミング。まぁ何のひねりもありません(‘ω’)ノ
ちたる川はどこかといいますと、
岡垣町を流れる一番大きな川に「汐入川」というのがあります。
その上流域がちたる川で、四塚連山からの山水が集まり、高倉、吉木地区を抜けて海に注いでます。
水がきれいで、6月にはホタルが飛び交うよ!
ちたる川のきれいな水の恩恵を受けながら栽培しているってことで「ちたる農園」と名付けました。
3児の主婦がノウハウゼロで新規就農
ここからは身の上話、なぜ私が農家になったのかをお話します。
それまでの私は病院で理学療法士として勤務してました。
きっかけは2015年、
長女が誕生し、子どもには「安心、安全なものを食べさせてあげたい」
と思うようになり「食べ物」について深く考えるようになってからです。
そして、調べれば調べるほど普段口にしている「食べ物」の裏側が見えてきたのです。
スーパーに行っても、胸を張って子どもに食べさせてあげられる食品があまりないこと、それを知らずに与えていたことに愕然とし、
「無知は罪、そんな自分をどげんかせんといかん!」
と思い、勉強の末、
“ナチュラルフードコーディネーター”の資格を取得しました。
そんなこんなで紆余曲折を経(けっこう端折ってます)、2019年「日本の農業が抱える問題」に行きついたのです。
(飛躍してるように見えますが、食べ物と農業は密接に関係してます。だからここに行きついたのは自然なことだと思うよ🙂)
- あと継ぎ不足で耕作放棄地が拡大
- 農薬や化学肥料の過剰使用による健康被害・環境汚染
問題はほかにもたくさんありますが、特にこの2つは喫緊の課題。
その頃には食べ物のことから、
農業の問題をどうにかできないものか?
に考えがシフトしていました、、
安心安全な野菜・果物が作れて、耕作放棄地問題を解消するにはどうしたらよいか、、、??
そして単細胞なりに考えて出た答えが
安心安全な野菜、果物を耕作放棄地を利用して作ろう!!
名付けて「ないなら作れ!!」作戦です。
これで少しでも問題解決できるんじゃ??なんて意気込んでましたが、
もちろん私一人行動したところでなんの問題解決にもならないのは百も承知。
しかし、耕作放棄地の借り方や、オーガニック栽培の方法を経験しておくことで
「農家を始めたい」「畑を借りて週末農業したい」「無農薬・無肥料で育てたい」
と思う人への橋渡しができるのではないか?
そしてこういう動きが少しでも浸透していけば、いつか大きな波になって問題解決に近づくのではないか??そう思ったのです。
その結果、なんのノウハウもなくいきなり農業の世界に飛び込んだのです!
耕作放棄地を開墾した経験を提供できたら
新規就農して最初に立ちはだかった壁が
農地探し!!
「5年以上手の入ってない耕作放棄地で耕作する」
というこだわりがあったので笑
地域をウロウロしながら、条件に当てはまる耕作放棄地(見た目荒れ地)をチェックしていました。(怪しさ満てんにもかかわらず、幸いにも職質はうけませんでした🙂)
これは!!と思う農地が見つかっても
「持ち主がわからない」「借り方がわからない」という壁にぶち当たるのです。
その頃、別の農地を貸してくださるという情報もあったのですが、
「納得の行く農地で耕作したい」のが大前提だったのであきらめきれず、、、
そこでやったのが
「とにかく地域の方と仲良くなる」でした。
情報集めをして畑の持ち主にたどり着けたらなー、と淡い期待を抱いたのです。
挨拶回りをして思ったのは、昔からこの土地に住んでいる人は、どこが誰の土地かなどに異常に詳しいこと。
最初に仲良くなった方の情報で、意外にもあっさり持ち主が見つかったのです。
「人脈のちから」を目の当たりにした瞬間でした。
しかも知り合いということで、借してくれるかまできいてくれるとのこと!
まさに“渡りに船”状態ですよ!
そして、持ち主から返事があり、
「もう齢で管理に困っている、管理してくれるのなら使ってもらってかまわない」
とのことで、その結果借りたのが今の農地です。
行動に移すことがだいじだね!
当初はセイタカアワダチソウ生え放題の荒れ地でした。
その後の手続もまあ大変でしたが、
そんなこんなで“土地なしコネなし農家一代目”が
「持ち主を探す」
「耕作放棄地を借りて開墾」
「耕作証明」
「利用権設定」
「農地法3条による農地の売買」
すべての手続きを自分でやりきりました。
やっとスタートラインに立てた!
さて、実際に農業を「やりたい」「興味がある」方の潜在人口はかなりいると肌で感じてます。
本格的にやりたい、から家庭菜園レベルまでその規模は個人で様々ですが
規模関係なく
「畑を借りたいけどどうすればいい?」「野菜の育て方を教えてほしい」と相談をいただくことがよくあるからです。
一方、畑や田んぼの管理に困っている高齢者の潜在人口もかなりいます!これも肌で感じたこと。
高齢になり自分で田畑を管理できず、農地を所有していることが重荷になっているのです。
農地は耕作してなくても、適切に管理しなければいけません。
草ボーボーだったりとなりの田んぼとのあぜが崩れたりすると、周囲の農家に迷惑がかかりますし、「管理されてない」と見なされると税金が上がってしまうのです😨
そういった農家さんは農地を手放したいor誰か借りてくれる人を探してます、つまり困っているのです。
「借りたい人」と「貸したい人」がいる、ここが結びつけば耕作放棄地を減らすチャンスでじゃないですか?
でも「借りたい人」と「貸したい人」がうまく結びついてないのが現状です。
だから耕作放棄地問題が拡大しているわけですし。
借りたい人は「どうやって借りたらいいかわからない」「畑を借りたいけど持ち主がわからない」
貸したい人は「農地の売り先が見つからない」「借りてくれる人の探し方がわからない」
そういった問題に直面してます。
本来ならここは行政の出番で、お互いの橋渡しをするのだと思いますが、積極的に機能してないのではと思ってます。
町全体の農地の情報を集約しているのでマクロな動きとなり、大きな情報しか入ってこないからだと思います。
その点、ちたる農園は地域に密着してるので(ちたる川流域エリアだけですが)、農地所有者の生の声を聞ける!
こまかい情報も入ってくるから潜在的なニーズを把握しやすいのです。
ちたる農園をゼロから立ち上げた経験を
「農地を借りたい(買いたい)」「菜園を始めたい」方の役に立てたら!
という思いです!
ちたる農園の作物紹介
メインの作物は↓
購入希望の方はDMか公式ラインにメッセージください!
柑橘類(土佐文旦・ネーブル・晩白柚・ぽんかん・レモン)
森の中の果樹園で複数の果樹を栽培してます。
- 温州みかん
- レモン
- 八朔
- 晩白柚
- たんかん
- ぽんかん
- ネーブル
木が少ないのでどれも少ししかできませんが、バラエティー豊かです。
メインの土佐文旦(とさぶんたん)は福岡ではなじみのない品種かもしれませんが、身が大きく追熟させるととっても甘くなるんですよ!
にんにく(博多八片)
2020年、土作りに失敗し全滅の憂き目にあったにんにく。
一時はやめようかと思いましたが、しぶとく続けていたら、栽培のコツがなんとなく分かってきました。
小ぶりですが、風味の強い「博多八片」です。
博多八片にんにくについてはこちら↓
原木しいたけ
クヌギ会会長であり、しいたけ栽培の巨匠K師匠 にならってはじめた椎茸栽培、
販売されている椎茸の9割は「菌床」で「原木しいたけ」は1割しか流通してません。
原木の切断にも「生分解性オイル」を使用し、環境負荷に配慮したこだわりの椎茸!
ちたる農園の経営理念
ちたる農園は
自然と共存する農業
をテーマにしてます。
つまり、農薬や化学肥料を使わず、自然循環を大事にした持続可能な農業を営むということ。
これは「未来に美しい自然を残したい」という環境保護の観点もありますが、先をたどると
「安心・安全な作物をつくる」というところにつながってきます。(後半でおはなしします)
でもさ、農業ってそのものが自然と共存してるんじゃないの?
とお思いではありませんか?
確かに昔の農業は、あるときは自然に立ち向かい、あるときは自然のものを利用し、そういうものしかなかったので、知恵を使いながらやっていました。
例えば“コンパニオンプランツ”を利用して病害虫を防いだりとかね!
ところが、科学の発展により、先進技術が農業に取り入れられるようになりました。
科学(化学)の参入により農業は便利になり、急速に発展したのは間違いありません。
- 生産量の増加
- 労力の削減
- 均一な品質
生産量の増加
日本人全員の食事をまかなうなら収量の不安定な自然栽培では難しい、、だから化学肥料などを使った慣行栽培による大量生産は現状不可欠です。
労力の削減
農薬や除草剤などは、散布するだけなので手間がかかりません。簡単に病害虫を防ぐことができ、少ない労力でたくさん生産できるようになったのです。
均一な品質
遺伝子組み換え作物、F1種等の普及で均一な大きさ、色、味の作物が収穫できるようになりました。 見た目がいい野菜は消費者に好まれるので、同一品質の作物が収穫できることは農家にとってメリットなのです。
科学の進歩で農業も進化、 いいことじゃん!!
しかし、全てこれに依存するとよくないこともあるんです。
(初登場)えっ どうゆうこと??
慣行栽培を否定するわけではありません
農薬・化学肥料の問題について
特に問題視されてるのが、農薬や化学肥料。
生物への毒性
日本は500種類以上のの農薬が認可されている「農薬大国」
食品添加物の認可数と農薬の使用量が世界一多い国 ってことは多くの日本人が知らない事実。
国産の肉・米・野菜は「安全」 という概念がいまだに定着してますが、 世界から見ると「危険」と認識されてるんですねー。
日本の野菜を輸出しようとすると、残留農薬の数値が高いので輸出できない国もあるほどです。
海外旅行に行くと、「この国の水道水は未消毒です、直接飲んではいけません」と注意されることがありますよね。
それと同じで2020年東京オリンピックで日本に入国してきた人たちへの諸注意事項が↓
「日本のコンビニ弁当や野菜は、添加物や農薬が大量に使われているので健康を害する恐れがあります、できるだけ口にしないようにしてください」
だったとのこと!ぎょえー!!
海外からはそういう目で見られてるんですねー。
じゃあ農薬ってどんな悪影響があるのよ!!
ってはなしですが、ここからはシビアな内容。
たくさんある農薬のうち、問題になっているものを3つピックアップしました。
あくまで客観的な目線でみます!
- 有機リン系
- ネオニコチノイド
- グリホサート
有機リン系農薬
用途 | カメムシやアブラムシの殺虫・忌避剤 |
毒性 | 神経毒 |
人体への影響 | 注意欠陥・多動性障害(ADHD)・自閉症 |
ネオニコチノイド系
用途 | カメムシやアブラムシの殺虫・忌避剤 |
毒性 | 神経毒 |
人体への影響 | 不妊・パーキンソン病・ALS・喘息・アレルギー・うつ・発達書害・めまい・パニック障害 |
グリホサート
用途 | 除草剤 |
毒性 | 発がん性 |
人体への影響 | 細胞の癌化 |
有機リンやネオニコチノイドは、カメムシやアブラムシの害虫駆除に普通に使われていて、神経毒により異常を与え、殺してしまう薬。
参考サイト→環境脳神経科学情報センター
でもこれって、害虫だけ退治できる都合のいい薬じゃないんです。
益虫のてんとう虫やミツバチも殺してしまうんですね、
蜂群崩壊症候群(CCD)という日本ミツバチの大量失踪を引き起こす原因とも言われており、方向感覚を狂わせてしまい、巣に戻れなくしてしまうのです。
ネオニコチノイドで、世界の3分の1のミツバチがいなくなったといわれてるんです。
これ、岡垣町でも実際に起こってます。
近くで養蜂をしているおじさんがいて、去年3箱あった巣のうち2箱が原因不明で全滅したそう。
全滅したのは、周囲に田畑のあるエリアで、生き残った巣は畑から遠い山の中に置いていたから影響を受けなかったのでは?。とおっしゃってました。
そして、遠く離れた海に流れ込んだ農薬が、うなぎやワカサギが激減している原因ではないかとの指摘もあります。
つまり、生態系を壊してしまうんですね。
当然、人間の神経や脳の発達も阻害する可能性があり、特に子どもや、胎児は影響を受けやすいのです。
そして大問題になっている「ネオニコチノイド」はヨーロッパ諸国では全面禁止になっているにもかかわらず、日本は規制緩和に走ってるという悲劇、、、
精神病院の病床数が世界一なのも、若者の死因第一位が自殺なのも、もしやこの影響では??と思わざるをえなくなっちゃいます😨
「グリホサート」はほとんどの除草剤の主成分として使われており、発がん性が指摘されてます。
あのベトナム戦争で使われた枯葉剤の主成分と同じです。
これも世界中で使用禁止の動きがある中、日本は野放し状態。
参考サイト→グリホサートの危険性
農林水産省は、「人に対する毒性がないと立証されたものしか農薬指定してない」と謳ってますが、
それって本当に信用していいの?
毒性がないのならなぜ世界各国が使用禁止にしているの?
そこなんですよねー。
普通に考えてこうです
虫も人間ももがタンパク質で形成されている。私たち人間も大きさは違えど細胞でできている。毎日農薬のかかった野菜を食べることで、少しずつ細胞が破壊されてく。大抵は修復されるが、キャパを超えたとき、細胞の修復が追いつかなくなる、→癌化。
たしかに基準値以下なら急性症状はでないでしょうが、これだけは覚えておくべきです、
農薬の残った野菜、果物を食べるたび、小さな針でプスプス刺され続けているのと同じである
なので農薬が化学肥料が人体に影響がないかと言われれば、疑問が残るのは当然ですよね!
だって、2人に一人ががんになる国ですよ、もはや異常です。
さらに、先進国の中で唯一日本だけ癌の発症率が軒並み上昇してる事実。
欧米食が日本人に合わないから??それもあるかもしれません、でも根底にあるのは食の汚染ではないか?と指摘されてるんですねー。
身体は食べたものでできている!食事は最強の自己投資!
環境・土壌汚染
農薬や除草剤は散布されると、土壌内で不活性化されるまで長い年月がかかります。
先ほど述べたように、残留し続けた農薬が自然生態系に害を及ぼし、最終的に人体に吸収されて人間の健康に影響します。
農地の残留農薬は5年以上経たないとリセットされません。
5年以上使ってない耕作放棄地を探していたのもこういう理由なの!
農薬は浄水場で除去できない??
最終的には地下水にまで到達し、私たちの飲み水にも悪影響を与える恐れもあるんですね。
地下水の汚染についての記事↓
生態系の破壊
農薬や化学肥料を使い続けると、土が死にます。
正確に言うと土の中にいる微生物、菌が死にます。
そうなると自然生態系が崩れちゃうんです。
原理はこう↓
農薬・化学肥料で農地の微生物が死ぬ
微生物をエサにしている小動物(ミミズなど)が住めなくなる
土の分解がストップする
作物が育たない、育っても病気がち
農薬・化学肥料投入の無限ループ
このように微生物がいる畑だときちんと育つ野菜や果物が、農薬や化学肥料を入れることで生態系が崩れてしまい、土が死んでいくのです。
そして耕作を続けるために、さらなる農薬や化学肥料に頼らざるをえなくなります。
誰もが農薬・化学肥料まみれの野菜や果物を口にしたいとは思いませんよね、、
でも、こういう耕作地が大半なのが今の日本。
全ての生物は微生物と共生しなければ生きていけません。
ほら、人間だって大腸の中に菌を保有してますよね。
ご存知かもしれませんが、大腸は水分を吸収するだけではなく、腸内細菌を利用して免疫を高める役割を果たしています。
腸内細菌のバランスが崩れると下痢やアレルギーにかかりやすくなります。
んでもって菌を殺す農薬や化学肥料は、同じく菌を殺す抗生物質に置き換えることができます。
病気になると抗生物質を服用しますが、これは悪い菌だけでなく良い菌まで殺してしまうんですよ。
さっきの農薬の話と同じです。
だから一時的に治っても腸内細菌のバランスが崩れているので、また病気にかかりやすくなってしまうんです。
人間の腸内細菌↓
抗生物質で腸内細菌が死ぬ
免疫力が弱くなる
病気がちになる
抗生物質服用の無限ループ
ほら、畑の話と一緒じゃないですか??繋がってますよね!
このように、「生きとし生けるものすべて微生物と共存してる」といっても過言ではないのです。
もちろん農薬・化学肥料全てが悪いと言っているわけではありませんよ!
アレクサンダー・フレミングが発見した“ペニシリン”という抗生物質も第二次世界大戦で負傷した兵士の大半を救いました。
だから農薬も抗生物質も適材適所で必要な場合は使っていい、いやむしろ使うべきだと思います。
ただ、完全に依存すると話が違うよ!なぜなら生態バランスが崩れるから。
ってことなんですねー。
ちたる農園の一日
さっきからものすごく重い話ですみません😨一旦話を戻しましょう🙂
忙しい時期の1日の流れを紹介します。
一番忙しい時期は、、、正月!!
土佐文旦の収穫と重なるため、のんびりした年始 とはいきません。
寝正月を過ごしてみたい、、、
農繁期の1日↓
7:00 ニワトリのエサやり
9:00 みかん畑に行き、剪定、収穫
12:00 休憩
13:00 みかんの仕分け
15:00 卵の回収、ニワトリを外で遊ばせる
18:00 ニワトリ小屋閉める
21:00 事務作業
多忙といえど、家事・育児をしながらなので、朝から晩まで必死にやっているわけではないです。
ましてや働き手は私と農夫の二人、(子どもたちはまだ小さいので労働力にならない)なので進み具合も亀さんペース。
「無理せず、できる範囲で、できるだけのことをやる」 がテーマ!
なのでいまのところ規模をおおきくするつもりはありません。
管理がいきとどかなくなるからです。
無理してたくさん育てても、そりゃあ売上は上がるかもしれませんが、一つ一つに目が行き届かなくなりがちですし、忙しさで心の余裕がなくなってしまいます。
それでは農業が楽しくなくなってしまいますよね😨
どんな仕事もそうでしょうが、楽しんでやることが人生を豊かにすると信じてます。
せっかく体にいい作物をつくるのだから心も健やかでありたい
だからこそ楽しく、無理のない範囲で運営します!
もし、ニーズが上がれば従業員を増やして生産量を上げていきたい、、、
なんて妄想しとります笑
いつかそんな風になればね、 いつかは、、、、、、 くるのかな、、、
ちたる農園の収支報告を大公開↓
農業を通じて地球に恩返しができれば
というわけでちたる農園は、自然生態系を崩さず、無農薬・無肥料で自然と共存する農業を目指してます!!
自然任せなので安定した収穫が見込めないのがネック
我が家の財布には厳しいな、、、
結論は、「自然に優しい農業を営む」ということは「人にも優しい」 ということです。
でも、冒頭でもおはなししたこれ↓
山からの湧き水が田畑を潤し、寒暖差があることで農作物に程よい刺激を受け、対馬海流が流れ込む玄界灘からの暖かい風により成長を促す
自然からこれほどの恩恵を受けているのにも関わらず、わたしたちは地球に恩返しできてないのではないか??と感じるわけです。
だから少しでも優しい方法で農業しようとおもったのですが、現実は、、、
車にも乗るし、電気も使うし、プラスチックも使ってる、、、
現代の文明に頼り切っている自分がいて、SDGs、、SDGs、、、と心の中で呟いているだけです。
だからまだ共存とは遠いですが、少しでも意識を持つことで、地球に負荷をかけない生き方ができればなと思ってます。
ゆくゆくは、パーマカルチャーで自給自足したいなどと目論んでおります。
まぁいきなり新規就農したり、赤字なのに笑いながら農業したり、自給自足とか言い出す時点で、私がどんなキャラかは察しがつくかとは思いますが、、、
(人間としての)クセ強いです!!
うん強いねー!
あんたもでしょ!
最後まで読んでくださりありがとうございます! ここまで実に10000文字、飽きずに読んでくれたあなたもクセ強めかもです笑
まだまだ書けそうですがこの辺にしておきます。
ちたる農園の生態が気になった方、ぜひともこのクセの強い夫婦に会いにきてくださいね!お待ちしてます!
それじゃ 畑に行ってきます!!
農園の日常やセラピーの様子をSNSで発信してます
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今日はちたる農園を紹介するよ!