「福岡県北部の無農薬農家さんが知りたい」
「安心安全な野菜を売っているお店を探している」
この記事はそんな方に向けて書いてます。
初めまして!私は福岡県の岡垣町で「ちたる農園」という農園を営んでいる園主の神谷愛と申します。
ちたる農園園主「神谷 アイ」のプロフィール↓
ここでいう福岡県北部とは遠賀郡(岡垣・遠賀・芦屋・水巻)・宗像市・宮若市のこと。
この地区の良い所は、福岡市や北九州市の大都市からほどよい距離にあるにもかかわらず、山や川があり、自然豊かな環境が残っていることです。
言い換えると「田舎」ってことなんですが、農業には最高の環境でこの地区には農家さんがたくさんいらっしゃいます。
Contents
農薬・化学肥料不使用とは?
ざっくり言うと、化学的に合成された農薬、肥料、消毒剤を使わずに作物を育てること。
できる限り自然の力で育てる事を言います。
でも、無農薬・無肥料で野菜を育てるのってすごくむずかしいんですよね。
当園は四年が経ちますが、失敗の連続で( ;∀;)
みかんの木もカミキリムシにやられて何本かダメにしてしまいました。
敢行栽培に比べると収穫量もかなり少なく、見た目もよくないものが多いので、出荷できるものが限られています。
このように、人一倍手がかかって、割に合わないのが現状ですが、それでも「安心・安全」な作物をお届けすべく頑張っている農家さんはたくさんいます。
ちたる農園の収益の記事はこちら↓
その方たちはウチのような小さな農園ではなく、常にフルコミットしているので、農業の次元が違います。
もちろん作物のクォリティも高い!!
苦労してここまで来られたと思うと尊敬の念しかありません。
遠賀郡・宗像・宮若地区の農薬・化学肥料不使用農家さんの紹介
遠賀郡、宗像、宮若地区にはそういった農家さんがたくさんいらっしゃいます!
順不同でご紹介します!!
宗像ファームガーデンさん
場所 | 宗像市 |
品目 | 多品目 |
SNS | インスタグラム |
福岡県宗像市で農薬・除草剤を使わず有機肥料で野菜を栽培する小さな農家
出典:宗像ファームガーデンinstagram
人間の体は食べたものでできている
の言葉が心に刺さります。風光明媚な城山のふもとの農家さん。
「四塚連山」をバックにした写真がまたきれいです。
でお買い求めできます。
ホタルの里はこちら↓
道の駅むなかたはこちら↓
インスタグラムで出荷情報を up しているので要チェック!
また、「こなみうどん」さん、パン屋の「ベッカライアロ」さんにも出荷してます。
どちらも素材にこだわりのあるお店です!!
福島農園さん
農、それは循環する自然の恩恵によって生まれた人の営み
「人間は自然に生かされている」それらがすべて詰まった根源ともいえる言葉。
福島農園さんは「自然栽培」でお米を作っておられます。
HPからもわかるとおり、生産者の顔が見え、直接買うことができるていうところも安心ポイント。
「お米は主食だけに品質にこだわりたい」っていう方におすすめ!
購入はホームページからです。
ひなたの台所さん
場所 | 宗像市 |
品目 | サツマイモ |
SNS | インスタグラム |
潮風がさわやかな宗像氏の山あいで、放牧豚の世話をしながらお芋を育てている「パワフル母さん」の農園です。
芋を狙うイノシシと戦いながら育てておられます。
自然栽培のサツマイモがおいしいのは人獣共通かも??
生のお芋もいいけど「干し芋」がまた絶品!!
お芋は季節ものなので、シーズンのみの販売です。「干し芋」も大人気ですぐに売り切れるので、はやめに問い合わせるのがベターです!
ときじいファームさん
普通のにんにくの5倍の大きさを誇る「kingにんにく」を“有機JAS”で育てておられます
実は生産者は、ホームページを見てわかるとおり「建築会社」なのです。
SDGsを掲げた家つくりに注力していて、自然素材をふんだんに使った素敵なおうちばかり。
また、樹木や草チップなどの処理業も行っており、処理過程で出た草木たちを発酵させる過程でできた“植物性有機肥料”を使って土づくりを行ってます。
これぞ「循環」まさにSDGsですよね!!
農産物直売所の「夢工房」さんでお買い求めできます!
夢工房さんの場所はこちら↓
伊世いちご農園さん
いちごって無農薬で栽培するのはほぼ不可能といわれるほど栽培がむずかしいそうです。
そのいちごを「一切農薬を使わずに育てあげる」という金字塔を立てたのが伊世いちご園さん。
ここまでの苦労は計り知れません。
一切農薬を使わない我が家の畑では、昆虫や微生物が沢山住んでいます。テントウムシを代表するような害虫を食べる天敵昆虫や、病原菌を食べる昆虫もいます。悪さをする病原菌と戦っている土着菌も豊富に住んでいます。苺のシーズン中にかかわらず畑にキノコが生えることも珍しくありません。害虫や病気が全くいないわけではなく、天敵昆虫によって増殖しないように抑えられています。見えない生態系の力が我が家のあまおうの美味しさを支えています。
出典:伊世いちご園ホームページ
立派なイチゴを育てるには生態系のバランスを崩さないのが秘訣とのこと↑
逆に言うと、「農薬使わなくても、自然の力を借りればちゃんと育つんだよ!」という強烈なメッセージでもあるんですね。
残留農薬ゼロのオーガニックあまおう、、、これはもはやプレミア!
百家農園 モモカノウエンさん
場所 | 宮若市 |
品目 | 露地野菜 多品目 |
SNS | インスタグラム |
こちらは宮若市の農家さんです主に路地野菜おたきんもく栽培されてます
楽しむために生まれてきたこと
やさいは人をしあわせにすること
↑語彙力の塊です。
インスタグラムも、詩のような文で心動かされる!!
素敵な文章ばかりで思わず見入ってしまいます、どうしたらこのような美しい文が書けるのでしょうか??
農園併設の小さな直売所に注目
「ふるさとの小さな八百屋さん」(勝手なイメージ)のようなたたたずまいで、通りがかりに思わず覗いてみたくなる、、、そんな素敵な直売所なんです。
宮若市に行く際はぜひ立ち寄ってみてください!
筑豊情報マガジンWINGさんの記事に掲載されてます。
筋田農園さん
有機栽培黎明期である1983年からいち早く取り組んでおり、その道30年のパイオニア的農家さんです。
じつは筋田農園さんは我が家のすぐ近くで、今までそうとも知らずに通り過ぎてたんですね。
近くにこんな素敵な農家さんがいたなんて!!もっと早く知りたかったー!
作物は本来、肥料を使わなくても育つもので、大地から栄養を吸収し、太陽の光を受けて光合成をおこない育つものです。ヒトと同じく、作物も甘やかして育てると貧弱に育ち、自然の中で厳しく育てると力強く育ちます。
出典:筋田農園ホームページ
↑植物も人も同じなんですね!
私はこう解釈しました↓
- エアコンの効いた室内
- お菓子や甘いもの
- 階段よりエレベーター
- 肥料たっぷり
- 消毒
- 農薬
なんだと思います!!
人間、甘やかされると、抵抗力がなくなり、病気になりやすくなりますよね!生きとし生けるものすべてに当てはまることなんだと思います!
どのように栽培されているかはホームページに詳しく書かれてます。有機栽培に賭ける熱量もビシバシ伝わってくるので必読ですよ!
番外編 ちたる農園
場所 | 岡垣町 |
品目 | 果樹 露地野菜 |
SNS | インスタグラム |
差し出がましいのは百も承知ですが笑
ちたる農園も農薬・肥料不使用の農家の端くれですので紹介させてくださいm(__)m
前に紹介した農家さんに比べると
圧倒的に小規模です
かといって決して遊びでやってるわけじゃなく、作物とは真摯に向き合ってますよ。
当園の作物を買いたい!と仰ってくださる方が増え、本当にありがたいです。
しかし、
家族経営なので、欲しい方全員にお届けできるほどの量を生産できないのが悩みです。
ちたる農園の紹介はこちらの記事↓
オーガニックの軸はブレずに、効率の上がるやり方を模索中!!
果樹園はこんなところ↑岡垣町の山あいでひっそりとやってます。
福岡県北部のオーガニック農家さんの紹介 まとめ
今回は8つの農家さんを紹介しました。
ここでは紹介しきれてない、有機栽培、自然栽培農家さんはたくさんいらっしゃいます。
その方たちに共通することは、
- 環境にやさしく
- 体に安全でやさしい
そんな農産物を作り続けていきたいという考えを持たれている方です。
最後にご紹介した農家さんたちを一覧にしますね。
宗像ファームガーデンさん | インスタグラム |
福島農園さん | ホームページ |
ひなたの台所さん | インスタグラム |
ときじいファームさん | ホームページ |
伊世いちご園さん | インスタグラム |
モモカノウエンさん | インスタグラム |
筋田農園さん | ホームページ |
ちたる農園 | インスタグラム |
岡垣町は水がきれいな町で有名です、ちたる農園は、そんな地下水源も守りたいという願いです。
農薬削減の町 岡垣町に!!
それでは、かしこー!!!
四年連続で大赤字、、、